B型肝炎と訴訟問題を考える

はじめまして。 B型肝炎に感染し、これまでとてもつらく、苦しく、悲しい思いをされたことでしょう。ここでは一緒にB型肝炎と訴訟問題について考えていきたいと思います。ここでの知識が、あなたのお役に立ちますように。

ワクチン

B型肝炎で抗体ワクチンを打つべきか否かの問題は

B型肝炎ウイルスの感染者の方や、その関係者の方の中には「抗体のワクチンを打った方が良いか」と悩んでいる方がおられるようです。

ワクチン関連についての悩みは、感染者ご本人はもとより、ご家族、ご友人や恋人などにも多いものです。そして結論から述べると「必ずワクチンは摂取すべきである」というものになります。

一口でB型肝炎といっても、その感染経路はさまざまです。正直申し上げますが、国からの集団予防接種やそれに伴う母子感染で肝炎ウイルスに感染した方は、非常に人間としてまともです。常識をわきまえたごくごく普通の日本人だという印象があります。

はっきり言って海外での性交渉や、違法な内容で注射器を使いまわした結果、肝炎にかかったとおぼしき人たちとは同じ人種だと思えない様相を呈しています。

中でもひどいのは、自分が肝炎に感染していることを知りながら「大したことじゃない」と放置を決め込んで、パートナーに感染させても平気でいる人です。とくに海外での性交渉で肝炎に感染した若い男性などにそのような態度が目立ちます。

そういう方をパートナーに持つ女性の方などの中には「自分はワクチンを摂取した方が良いのか」と悩んでいるようですが、別れるという選択肢を選ばないのでなければ必ずワクチンを打つようにすべきです。

もちろんそうは言っても、お金がかかるからということで自分に都合良く考えがちなものが人間でもあります。ただ、B型肝炎ウイルスに感染するのは、税金の滞納だの、車の駐車違反だのといった程度の話とはまったく異なります。そういうリスクをわかったら問答無用で抗体ワクチンは打つべきです。

くれぐれもその点だけは頭に入れておきましょう。

B型肝炎ウイルスのワクチンは公費で摂取が可能

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B型肝炎ウイルスのワクチンについては公費にて摂取が可能です。

以下はNHKニュースよりの引用です。

B型肝炎ワクチン 公費接種へ

B型肝炎を予防するワクチンについて厚生労働省は、公費で接種が受けられるよう制度を見直す方針を決めました。

これは15日開かれた厚生労働省の「予防接種・ワクチン分科会」で決まりました。 B型肝炎はウイルスに感染して体内にウイルスを持ち続けるキャリアになると、肝臓がんや肝硬変に進行するおそれがあり、特に乳幼児の頃に感染するとキャリアになりやすいと指摘されています。

分科会では、B型肝炎に感染している15歳未満の子どもは4000人に1人程度と推計されるという、厚生労働省の研究班の調査結果が報告されました。

そのうえで、「日常生活で感染する可能性は低いものの、唾液や汗などの体液から感染する可能性が完全には否定できない」などとして、公費で接種が受けられる定期接種にB型肝炎のワクチンを追加すべきだという意見で一致しました。

これを受け厚生労働省は、早ければ再来年度・平成28年度にもB型肝炎のワクチンを公費で受けられるよう制度を見直す方針です。

ワクチンの接種は1歳までの間に3回行われる見通しで、原則として費用は国と自治体が負担するということです。

B型肝炎ウイルスとワクチン B型肝炎ウイルスに感染すると、一部の人はキャリアと言われるウイルスを体内に持ち続ける状態になり、このうちおよそ10%の人が慢性肝炎を発症、肝硬変や肝臓がんに進行する危険性が高くなります。

特に3歳未満の乳幼児はキャリアになりやすいことが分かっていて対策が重要です。 日本では昭和61年から、キャリアの女性から生まれた赤ちゃんにはB型肝炎のワクチンを接種する対策などが行われ、母子感染は減ってきました。

ところが、その後厚生労働省の研究班が行った実験で、唾液や涙、汗を介しても感染することが分かりました。

乳幼児が感染したケースでは、父親からの感染や保育園など集団生活の中で感染したケースも報告され、すべての赤ちゃんにワクチンを接種する必要性が指摘されていました。

しかし、ワクチンの接種には3回で1万5000円程度の費用がかかります。

B型肝炎に詳しい筑波大学小児科の須磨崎亮教授は「ワクチン接種で30年以上、B型肝炎から身を守れるので、すべての赤ちゃんが無料で接種できるよう国は着実に財源を確保してほしい。ただ定期接種になるまで接種を控えることはせず、今の0歳児などは推奨されているスケジュールに沿って接種してほしい」と話しています。(引用終)


上記における対応はけっして早いものとはいえません。実際、ここに至るまで、集団予防接種によって女性がB型肝炎ウイルスに感染していたものの、当人は無症候性キャリアとして感染に気づくことなく結婚・出産。結果、母子感染を起こしたというケースもあります。

これはつまり、国の集団予防接種によるB型肝炎は一般的に知られていないばかりか、ときには感染している当人すら気づかないというケースも少なくないのです。

当然、これらB型肝炎は周知徹底をしなければなりません。しかし同時にあまりにも国による集団予防接種での感染を社会にアピールすると、今度は偏見や差別が問題となる可能性も否定できないのです。

記事中では母子感染を防ぐ意味を込め、昭和61年よりキャリアである女性(母親)から生まれた子どもには公費でワクチン接種を行ったとあります。しかし、公費によってB型肝炎の予防接種はもっと早めに行うべきでした。

そもそもB型肝炎訴訟は、国による集団予防接種と肝炎との因果を主張した原告に対し、国側は最高裁まで争った事件です。国側が落ち度を認めなかったばかりに対応が後手に回った結果、肝炎による二次被害で苦しんでいる人は今も大勢いることでしょう。

B型肝炎の基礎知識8




■ジェノタイプAeによるB型肝炎は検査時に判明する


B型肝炎に感染しているからといって、誰もが誰も、自分がどのような経路で感染したのかわかるわけではありません。たとえばごく一般的な普通の生活をしているにも関わらず、ある日突然具合が悪くなり、病院に搬送されたところ肝炎が発覚したという人もたくさんいます。

B型肝炎訴訟とは、国の集団予防接種か、もしくはそれが原因での母子感染・父子感染の方への和解訴訟です。しかし、ご自身の感染原因がよくわからないという方も相当数いるのが実情です。

このような方は急性肝炎と慢性肝炎を勘違いしていたりすることが往々にしてあります。集団予防接種や母子感染が原因でのB型肝炎感染者の方は、出生直後や小児期にB型肝炎ウイルスに感染したため、体内に免疫ができておらず、肝臓と免疫が共存する関係になっています。

対して成人後に肝炎ウイルスに感染した方は、肝炎ウイルスが肝臓を侵食しようとした場合、免疫が働くために一時的に体調が悪化します。いわゆる急性肝炎です。ただ、免疫がしっかりと働いた結果、一時的に具合が悪くなっても、後日体内からウイルスは完全に排除されるため、以降はウイルスが原因で肝臓が悪化する可能性は非常に低いものとなります。

ただし、上記以外に平成8年以降に確認されたジェノタイプAeと呼ばれる肝炎ウイルスの場合、成人後にウイルスに感染しても免疫がしっかりと機能しない可能性があることが確認されました。ジェノタイプAeのウイルスに感染すると、概ね1割前後の感染者がその後、持続感染することが確認されています。いわゆる慢性肝炎となってしまうのです。

このジェノタイプAeによる感染は、国による集団予防接種や母子感染で肝炎ウイルスに感染した方とは時期的に合致しません。このため、もしご自身のウイルスの感染経路がいまいち判断できない場合にはまずは肝炎検査を受けることをおすすめします。これにより、ご自身の数値・症状はもとより、ウイルスのジェノタイプも判断することが可能となります。




■B型肝炎で抗体ワクチンを打つべきか否かの問題は


B型肝炎ウイルスの感染者の方や、その関係者の方の中には「抗体のワクチンを打った方が良いか」という悩みを抱えている人がいます。

直接的に訴訟に関係はしなくても、B型肝炎関連でこういう質問も実はとても大切な事です。

上記のようなワクチン関連についてご質問される方は、感染者ご本人よりも、ご家族、ご友人や恋人などが多い印象を受けます。そして結論から述べると「必ずワクチンは摂取すべきである」というものになります。

一口でB型肝炎といっても、その感染経路はさまざまです。正直申し上げますが、国からの集団予防接種やそれに伴う母子感染で肝炎ウイルスに感染した方は、非常に人間としてまともです。常識をわきまえたごくごく普通の日本人だという印象があります。

しかし、お話を伺っていて漠然と、海外での性交渉か、違法な内容で注射器を使いまわした結果、肝炎にかかったとおぼしき方々は同じ人種だと思えない有様です。

中でもひどいのは、自分が肝炎に感染していることを知りながら「大したことじゃない」と放置を決め込んで、パートナーに感染させても平気でいる人です。とくに海外での性交渉で肝炎に感染した若い男性などにそのような態度が目立ちます。

正直和解訴訟とは全然関係のない内容ですが、そういう方をパートナーに持つ女性の方には「自分はワクチンを摂取した方が良いのか」という悩みを持つ人もいるようですが、結論から言えば、今後ともその相手と関わるつもりならば、必ずワクチンを打つようにすべきです。

しかしそうは言っても、お金がかかるからということで自分に都合良く考えがちなものが人間でもあります。ただ、B型肝炎ウイルスに感染するのは、税金の滞納だの、車の駐車違反だのといった程度の話とはまったく異なります。そういうリスクをわかったら問答無用で抗体ワクチンは打つべきです。

くれぐれもその点だけは頭に入れておきましょう。