病院などでB型肝炎に感染した際「○○という弁護士事務所に相談をするように」といわれるケースが出てきているようです。

この理由は明白ではありませんが、医療訴訟によほど実績のある法律事務所や大手の弁護団でない限り、医師の知り合いの弁護士として口を利いている可能性が否定できません。つまり、病院や医師がB型肝炎の感染者を弁護士事務所に紹介するかわり、何らかの利益供与の可能性があるということです。

これらはけっして良いことではありません。医師から「B型肝炎に感染しています」といわれた以降、そこから先は弁護士の職分であり、医師が活躍する可能性は一つもありません。

また、もし病院や医師でない者からB型肝炎訴訟のための弁護士事務所の紹介を受けたのであれば、これは高い可能性で弁護士と裏でつながっている人間であるといえるでしょう。

人から紹介を受けることそのものはけっして悪いことではありません。ただ、B型肝炎訴訟を行う際には、まずその弁護士事務所の実績や能力をきっちりと推し量り、信頼できる事務所であるかを確認してから委任をした方が後々問題なく訴訟を行うことができるはずです。