B型肝炎で悩まれている方



感染者の方の中にはとても辛い思いをしている方もいるはずです。集団予防接種によるウイルス性の肝炎にかかったほとんどの方は、ウイルスを完全に体内から排除することができません。このため、定期的な診察が必要になったり、生活習慣を見直す必要が生じます。

また、仕事・交友関係・恋愛・結婚・出産など、私生活に関わる多くの事柄に制限が課されます。ですので集団予防接種によってB型肝炎にかかった方は「どうして自分だけがこんなひどい目に」と必ず思うことでしょう。

このような方の中にはうつ病にかかってしまったり、荒んだ生活へと進んでしまう人も中にはいます。しかし、逆にB型肝炎にかかっても、より一層前向きに、真摯に人生を送っておられる人だってたくさんいるのです。

健康の維持を目標に



B型肝炎は放置しておけば慢性肝炎や肝硬変・肝がんなどへと進行してゆく可能性が否定できない病気です。今まで検査や治療を放置してしまっていたり、もしくは病気が進行してしまっても、けっして「もう知らない」とばかりに投げ出してしまってはいけません。

今まで以上にしっかりとした心構えと細心の注意をもって健康に臨むこと。これは身体の安定のみならず、精神のケアとしても何よりも大事なことです。なぜなら、万一それでもどうしても病気が進行してしまった場合にも後悔しないからです。「あのときああしていれば」と悲しい思いをして毎日を悔やむのではなく、「これまでも一生懸命やった。これからもできるかぎりがんばる」という思いを持つことで、より充実した人生を送ることができるためです。

「どうして自分だけが」とは思わないこと



集団予防接種によってB型肝炎にかかってしまった。これは人生の理不尽であり、感染者の方にただの一つも落ち度はありません。しかしそれにも関わらず、たとえば交友関係や恋愛など、病気によって大事な日常が制限されてしまう可能性も十二分にあるでしょう。

このとき「どうして自分だけが」とは思わないことです。たとえば恋愛においては、抗体を相手に打ってもらったりする必要もあると思います。それは感染者の私生活における一つの枷となることは否定できません。

でも、世の中には恋愛が苦手な人がいます。コミュニケーションがヘタな人がいます。顔や性格がいまいち(?)なせいで、四苦八苦しながら努力している人だっています。お金やら経歴やらで相手にふられてしまう人だっているでしょう。

それぞれにとってこれは大きな恋愛の枷です。同じように私生活でも学歴がいまいちで入りたい会社に入れない人もいれば、話し方がヘタで好きな仕事につけない人もいるのです。

生活においてB型肝炎は一つのハードルになることもあります。でもそのせいで人間性を高めたり、より深く人生について思索することだってできるでしょう。肝炎を悪く取るのではなく、それをどう活かして充実した人生へと転換するか。たとえ少々病気が進行したとしても、常に前向きに物事をとらえることで、より一層幸せな人生を送ることができるはずです。